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工事に先立つ挨拶

 8日、遅い朝食を取っていますと、玄関のチャイムが鳴って、工事会社の人が立っていました。
 「今日同じ棟の隣の階段の部屋で、浴室の工事をしますから、音が響くかも知れません。ご迷惑をお掛けしますが、一日で終わりますので、よろしくお願いいたします」というご挨拶で、迷惑を掛けるお詫びと言いますか、迷惑を許してもらうお礼と言いますか、その印しに、タオルを1本置いていきました。無漂白、自然染料使用の、上質なタオルです。

20160809-10.jpg

 日本では、工事で隣近所に迷惑を掛ける場合には、施主側は予め挨拶をする(「挨拶を入れる」)のですが、広範囲に及ぶ場合には、施主その人ではなく、工事会社が代行することが多いです。

 日本人は、子供の頃から「ひと様に迷惑を掛けてはいけない」と、耳にたこができるほど(何度も何度も)聞いて育ちますので、迷惑を掛けるかも知れない、ということには神経質で、工事の前にもこのように予め挨拶をして、許しを得たりするのです。

 逆に台湾は、「お互いに迷惑は許し合う」という社会ですので、工事前の挨拶などは、多分ないと思います。アパートの隣のお宅で、学校の行き帰り、工事の人と話を交わすようになるほど、かなり長期の工事をしていましたが、特別な挨拶はありませんでした。
 おめでたいことがあるときには夜中に花火を揚げることもありますし、誰かが亡くなったときには、こちらは日中だけですけど、遺族(実はプロの人)の泣き声をスピーカーで隣近所に響かせたりします。「何をやっているんだか!」と思うこともありますが、実は私自身も、聞き苦しいフルートの練習の音を許してもらっていますので、「迷惑を許してもらえる台湾は住みやすい」と感謝することもしばしばです。

 ところで、台湾でタオルを贈るのは、「香奠のお返し」としてです。ですから、台湾の知人、友人には、あまり無造作にタオルを上げない方がいいと思います。

 下の写真は、今日の夕方、6時半頃、車で買い物に出たときの空模様です。

20160809-11.jpg

 日没間近い夕日の光線が、厚からず薄からぬ雲の間を通って透けて見える様子が、とても珍しかったので、ご紹介いたします。

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