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乳癌は肝臓に転移しました

 毎年夏に、近所のクリニックでしていただいている血液検査の結果、肝機能の数値がとても悪かったということで、先生からわざわざ電話をいただき、「次に乳腺外科の先生のところに行くときには、必ず見せるように」と検査結果のペーパーを手渡されました。それは、8月26日のことでした。

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 8月29日に、手術をしてくださった乳腺外科の先生にお見せしたら、早速超音波検査の手配をしてくださいました。その結果は惨憺たるもので、いくつかの癌が肝臓内に散らばり、手術や、ラジオ波などの他の治療は期待できない状態でした。
 乳癌は全体としておとなしい癌で、再発や転移は少ないのですが、たまたま私が患った癌は、スキルス性でかつinvasive micropapillary carcinomaという攻撃的で予後が悪い癌でしたので(早い話が私自身から出た細胞の変種ですから、私に似ているわけです!)、いずれは再発か転移をするだろうとは思っていました。しかし、手術後の検査では、癌周辺の細胞診も陰性、リンパ節への転移もなし、でしたので、こんなに早く、とは思いませんでした。先生も思ってもいらっしゃらなかったと思います。ですので、超音波検査を終えて診察室に帰ったとき、先生の表情は、とても険しかったです。お手を尽くしてくっださったのに、本当に残念な結果になりました。

 8月10日を過ぎてから、胃の調子が悪くて食べる物も思うに任せませんでしたが、実は、胃が悪いのではなく(胃も悪いかも知れませんけど)、肝臓が腫れて胃を圧迫しているからだろう、と先生はおっしゃいました。外から押しても、肝臓が硬く変化しているのが解ります。
 
 先生は治療方針について、「どうしたいか」と、患者の考えをお聞きになる方です。けれども、8月29日は、有無を言わさず、抗癌剤治療を開始なさいました。ナベルビン( Vinorelbine ditartrate)です。1週間に1度、2回点滴をし、1週休んで、また2週点滴、という周期を繰り返す治療だそうです。9月5日に、第2回目の点滴をしていただきました。
 この後は、紹介状を書いていただいて、台湾で点滴をしていただく予定です。

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 9月5日、診察と点滴治療の後、渋谷の近藤誠セカンドオピニオンクリニックへ行きました。近藤先生は、勿論いずれは死ぬわけだけれど、放置しておくのが一番「いい時間」を長持ちさせ、延命することになる、というご意見です。

 私は、近藤先生のご意見に一理あるとは思いながら、今すぐ抗癌剤治療を止める決心が付きません。このまま「ナベルビン」治療を1,2ヶ月続け、治療効果が少なく、白血球が減少するとか、血管のダメージが大きいなどの副作用が見られるようなら、もう別の抗癌剤に換えるのではなく、そこで抗癌剤治療を中止することにしたい、と言いましたら、「それも一つの考えだね(あまり賛成じゃないけど)」とおっしゃいました。

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 今日は、肝臓に急速に転移してしまった乳癌の発見経過と、これからの治療について書きました。
 明日は、乳腺外科の先生に「いい時間はあと半年くらい」と言われた私が、残された時間をどう過ごしたいか、について書きます。
 「『余命』についてはどう思われますか」と伺ったら、先生は「それは、また次の段階で考えましょう」とおっしゃいました。当然のお答えですよね。
 
 
 写真は日本の夏を彩る百日紅(サルスベリ)です。上の2葉は、8月13日、下の1葉は9月1日に撮りました。退色はしていませんけど、花が少なくなって、夏の終わりを告げています。

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とても驚きましたし、言葉になりません。
先生が今後の治療法についても、明日書かれるとおっしゃったこれからの時間の過ごし方についても、どのような選択をなさっても、私は先生の選択を支持し、応援します。

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Re: タイトルなし

あとべ先生
お見舞いのコメントありがとうございました。
こちらに来るための準備にバタバタとして、お礼がこんなに遅くなってしまいましたことをお許し下さい。
実は、先生は「いい時間は半年」とおっしゃいましたので、ドクターはだいたい一番短い可能性を言うと思い、1年とは言わずとも8,9ヶ月は言い時間が持てるのではないかと思っていました。
しかし、先生はとても楽観的な方なので、いつものように楽観的な展望をおっしゃったのではないかと、この頃の急激な痩せ方を見て、ちょっと心配しています。
授業をなんとか完結させ、きれいな形で静宜大学と台湾を離れたいものだと、ひたすら願っています。
頑張ります!

Re: No title

ゆず様
お心の籠もったコメント、ありがとうございました。
治療が体への侵襲が少なく、いい時間が侵されない範囲では、化学療法も受けたいと思っております。
仕事をきれいな形で終了し、私の人生もハッピーエンディングということにしたいです。
70を越えるまで生き、したいことをし、それが少しは学生達のためにもなったということは、本当に恵まれたことだと思います。
台中にお越しの折には、メールフォームからご連絡いただければ、うれしいです。私は23日から25日までは台北に行く予定なのですが、お会いできるようでしたら是非お会いしましょう。
楽しいご旅行をなさって下さい。

Re: ウーーン

ヒデジイ様
お見舞いありがとうございました。
癌細胞の性質から、再発や転移は避けられないと思っていましたけど、こんなに早いのは想定外でした。
けれども、人生の終わりをデザインすることができる、というのは癌の悪くないところです。
晩節を汚さないよう、いい形で、台湾での教師生活を終わり、それを以て私の人生のハッピーエンディングにしたいと願っています。
体力は落ちましたが、気落ちはしていませんので、心配なさらないで下さいね。
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