スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「人妻」と「情人」

 先日大学に入っている本屋さんで、『人妻食堂』という本を見つけました。「小倉優子が、ゼッタイ彼に食べさせたい幸せ料理をあなたに教えます」という副題というか惹句というかが添えてあります。『人妻食堂』は、日本の『小倉優子の幸せ♥ご飯』という本からの翻訳だそうです。

20160928-1.jpg

 しかし、小倉優子の場合は、夫に食べさせたい、という意味ですが、「人妻食堂」って、どういう意味なのでしょうか?

 教室で学生に、中国語で「人妻」ってどういう意味?と聞いてみたら、「奥さんだけど、エロいニュアンスがありますよね」と言い、他の学生も同感しました。日本のアダルトビデオからの影響だ、と言っていました。(「エロい、などという言葉は、私は使ったことがありませんけど、学生たちは知っています。)
 確かに小倉優子の服装や表情を見ると、「ご主人様お帰りなさいませ~♪」と迎える「メード喫茶」のメードのようなちょっとだけエロチックなイメージもあります。
 台湾の翻訳者と出版社はその辺を意識してアピールしたかったのかも知れません。

 アマゾンを見ますと、この本には50以上の書評が寄せられていて、概ね「簡単に作れて食事作りのヒントになる」というプラス評価がされていますが、「別の本にも書いてあるような料理で、オリジナリティに乏しい」というマイナス評価もあります。

 話は変わり、23日にバスで台北に行ったときのことです。台中から行くと台北の手前に三重市があります。三重市を通ったとき、お花屋さんがあり、そこに「情人節花束」を作ります、という広告が出ていました。花のアレンジやデザインを「花藝設計」というのも物々しいですが、外来語を使わなければ、漢語ではそうなるのだろうと思います。

20160928-2.jpg

 それで、「情人節」とは、「バレンタインデー」のことですが、「情人(チンレン)」には、エロい意味はなく、日常的には使わないけど、普通に恋人の意味だ、と学生達は言いました。
 しかし日本語では、「情人」は、奥さん以外の恋人とか、情婦とか、結婚する気はないけど自分のモノにしている女、とか…あまり清純な意味はないけど…と私が言ったら、学生はそれは「愛人じゃないんですか?」と質問を返しました。「愛人」のもうひと世代前の言葉ですよね。

 ところで、台湾には2月14日の「情人節」、3月14日の「白色情人節」(ホワイトデー)と、7月7日、牽牛・織女にあやかった「七夕」の「情人節」と、年に3回の「情人節」があります。そして、ご馳走してもらったりプレゼントをもらったりするのは、常に女の子の側です。台湾の女の子はいいなあ~!

 所で、バレンタインデーの花束の広告を9月になってもはずさない、などというのは、台湾にはよく見られる現象で、例えば夏休みを過ぎて新学期に学校に行っても、まだクリスマス飾りのある部屋があったりします。それは多分、新年に紅地におめでたい言葉を書く「対聯」をその年の終わりまで貼っておく、という伝統に影響されているのではないかと思われます。


 今日はアップロードが遅れて失礼いたしました。クリックしたら昨日のままだった、「チッ!」という思いをなさったお方、どうかお許しください。停電のためインターネット接続ができず、ただ今、学校で同僚の先生のパソコンからアップさせていただきました。
 

コメントの投稿

非公開コメント

アクセスカウンター
プロフィール

濱屋方子

Author:濱屋方子
FC2ブログへようこそ!

濱屋方子の書籍紹介
日本語における「挨拶」の諸相
   日本語における
  「挨拶」の諸相
副詞・摘み草
   副詞・摘み草
最新記事
カテゴリ
最新コメント
月別アーカイブ
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。