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お別れは切ない  2

 昨日の続きです。義守大学の3期生が台中に来てくれて、大学院卒業生のヒデちゃんご推薦の「パンダカフェー」で一緒に食事をした後、麻園頭渓沿いの五権西路一段にあるスターバックスに行きました。

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 麻園頭渓の川沿いには、このブログでも紹介いたしました、「法森小館」や、「TJハウス」も建っています。
 
 「スターバックス五権門市店」の店内の様子です。「スターバックス」は中国語では「星巴克」と書き、中国語で話すときには、(シンバーク-)と発音するのだそうです。

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 咖啡通でもあり、「星巴克」の常連でもある韓ちゃんは、機械ではなく手でいれた、ドリップ咖啡を注文し、私は柚子茶にしました。

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 実は、「パンダカフェー」では、今度こそ私が払おうと先に会計に行って3000元を置いてきたのですが、ヒデちゃんが私が気づかないように後で会計に行って、カードで払ってしまい、その3000元を私に返しました。
 どうも卒業生達と食事を取ると、近頃は私が負けてばかりです。せめてここは私に払わせなさい、と言ってお財布を渡したのですが、1000元しか受け取りませんでした。

 みんなのスマホのラインを使って、来ていないたくさんの同級生とも話しました。日本で働いている卒業生2人とも、映像を見ながら話しました。全然ストレスがありません。私が賢くないので、私のスマホも賢くありませんけど、スマホの威力はスゴイですね。通話はただですけど、電池の消費が大きいですので、みんな「行動電源」と台湾でいう、ポータブルの電池を持っています。

 韓ちゃんのスマホから、私が担任をした、1期生のシズカちゃんとも話しました。シズカちゃんはとても個性的な学生でした。学科の仕事をよくしてくれましたが、そのためもあってか、4年生後期の読本の単位を落とし、卒業延期となってしまいました。けれどもシズカちゃんはめげません。既に決まっていたホテルのレセプション・デスクの仕事に就きながら、上司に頼んで、週1回の休みの日を再履修の読本の曜日に固定してもらい、仕事を続けながら、単位も修得して、無事卒業していきました。
 シズカちゃんについて、一番感心したのは、学生結婚をしていた同級生が4年次に離婚しようとしたとき、その離婚の保証人になってあげたことでした。台湾では結婚にも離婚にも保証人が必要です。結婚の保証人には喜んでなりますが、離婚の保証人には、何の義務もないにもかかわらず、縁起が悪いということで、誰もなりたがりません。私がなろうとしましたが、私の居留証では保証人になることはできませんでした。他の先生方も、同級生達も躊躇していたとき、シズカちゃんと、書楷という男子学生が保証人になってあげたのでした。担任として、私は本当に二人に感謝しました。

 そうこうしているうちに、果物の生産で有名な「新社」という所の果樹園から、賴君が帰ってきました。大学院では哲学を専攻し、修士の学位を持ちながら、お父さんに乞われて、有機農法の果樹園を一緒に経営しているのです。収穫した果物は、デパートや、デパートよりも高級な「裕毛屋」というスーパーに、生産者の家名入りで卸しているのだそうです。
 向かって右から、果樹園から駆けつけてくれた賴君と、今日の企画をし、高雄から8人乗りのレンタカーを、往復550キロ運転してみんなを連れてきてくれた韓ちゃん、そして、台北の人で、高雄の大学を卒業し、今は台湾の中央、南投で働くアキヨちゃんです。

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 賴君ですが、日本と同じように農業の後継者不足に悩む台湾で、若い人が後を継いでくれるというのは、お家にとってだけでなく、台湾の将来にとっても頼もしいことです。

 ハナちゃんが、自撮り棒で、私達全員の写真を撮りました。私は自撮り棒を間近に見たのは初めてです。

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 下はハナちゃんが撮った写真です。

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 お別れするときには、みんなが私と「抱抱(パオパオ)」をしましたが、それは、学生達が、この度の別れが今生の別れになるだろうと、心の中で思っていたからに違いありません。
 学生が辛そうな顔をしていたので、私が慰めるつもりで、つい、「私が死んでも、あなた方の心の中に生きているからね」と言ったら、「そんなことを言っては、だめですよ」と言って、学生は本当に泣きそうになりました。学生の目に涙が溜まっているのを見て、つい、私ももらい泣きをしそうになってしまいました。

 もうすぐ74歳というトシともなれば、死ぬまでの過程はともかく、死ぬことについては、特に怖くも辛くもありません。けれども、こんなにいい子達と、お別れしなければならないのは、切ないなあ、としみじみ思ったことでした。

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No title

濱屋先生

先生の笑顔も、生徒さんたちの笑顔もとても輝いています。
先生は、本当に素敵な人たちに囲まれているのですね。
読ませていただき、とても感動しています。
そして、もらい泣きです。
素敵なお話、ありがとうございます。


先生の記事の投稿時間がいつも遅いので心配しております。
先生、早寝お願いしますね(笑)

Re: No title

Kei様、
いつもブログをお読みくださり、ありがとうございます。
台湾では、本当によい学生達に恵まれました。
最後の職場が台湾だったことを、とても感謝しております。
私は余り泣かない方ですが、人様が泣いているのを見ると、つい涙が出てしまう、という弱みを持っています。
困ったものです。
それから、「健気な姿」というのに弱くて、例えば高校野球の入場行進を見ながら、つここに到るまでの厳しい練習を思い、
つい涙が出たりしますね。
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